岩手県北上市口内町で活動している民俗芸能団体「行山流口内鹿踊」(ぎょうざんりゅうくちないししおどり)です。
さて、当団体では2019年最初の活動として1月26日(土)に「ササラ張り替えワークショップ」を開催しました。
「ササラ」というのは鹿踊(ししおどり)の特徴的な装束のひとつで、3mほどの竹に紙を巻いた道具のことです。
普段は踊り手それぞれが自宅で毎年張り替えを行っているこの作業を公開し参加者に体験してもらうことで、鹿踊をもっと身近に感じてもらいたいと今回初企画。
この日は県内各地から11名の方にご参加いただきました。
挨拶や鹿踊の説明を終えたあとに早速張り替え体験がスタート。
まずはササラに巻いてある古い紙を剥がすところから始まります。
そして障子紙を切る作業です。
ここらあたりからそれぞれの個性が出てきます。
細かく切り込みを入れる人、スピード重視でザクザクとハサミを入れる人など…
次に竹に紙を巻きつけます。
ゆるく巻きつけると剥がれやすくなり、きつく巻こうと紙を引っ張りすぎると紙が破けてしまいます。
力加減が難しい作業です^^;
この日は1時間ほどの作業でしたが、参加者のみなさんは一生懸命作業していました。
残った作業は踊り手が後日仕上げます。
作業終了後はお茶を飲みながら質問タイム。
和気あいあいとしたワークショップとなりました。
参加者のみなさんおつかれさまでした。
今回のワークショップを通じて少しでも「鹿踊」に愛着を持っていただけたけたら幸いです。
なお、このササラは2月24日(日)の公演を皮切りにこの一年を駆け抜けます!
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